猫姐漢検1級模試問題 9回 問題全文掲載

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<猫姐(ねこねえ) 漢検1級 模擬試験問題 第9回>
(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1×30 1~20は音読み、21~30は訓読みである。
1 我に諂諛する者は吾が賊なり。
2 その教えは淫祀邪教として禁遏を加えられた。
3 至誠惻怛は人としての基本であり正しい道と心したいです。
瓊葩燦々春陽に映ず/大正天皇御製。
5 幕末の外国人は警蹕の呼び声を「スタニロ (下にいろ) 」などと記録している。
税冕とは官職をやめること。
7 挙止蘊藉にして礼節がある。
8 余終日偃臥す。
騙欺の電話対策に躍起になっている。
10 払子は麈尾、白払(びゃくほつ)ともいう。
11 夫婦は町の大逵に肆廛を構えた。
12 けだものの咆烋が、間断なく聞える。
13 蒼朮は、ホソバオケラ・シナオケラの根茎を乾燥させた生薬で利尿・解熱・健胃薬などに用いる。
14 標題が小説の売れ行きに関係するところも尠少でない。
15 痃癖を解消するためにストレッチをしている。
16 俛伏して憐れみを乞う姿を見ても許す気になれなかった。
17 嫋娜たる白拍子「静」は義経を慕う歌を唄い頼朝を激怒させた。
18 弁当を忘れて蝉腹のまま帰宅した。。
19 卿大夫が手土産に羔雁を持参した。
20 大勢の観客に瞿然としながらも真央ちゃんは華麗に舞った。

21 いを破って賊が押し入って来た。。
22 端午の節句で思い出す食べもの、と答えた人は、もしかして関西出身ではありませんか?
23 彼等は今はただ黙って土を耕し、植え、り、収穫(とりい)れていることだろう。
24 貴人の外出の際は後ろからをさし翳した。
25 い森を抜けると広場があった。
26 朧に薄紅の螺鈿をる。
27 とげを抜くのにを探す。
28 松を彩るや蔦は山の麓の裾模様。
29 粗栲の布衣(ぬのきぬ)をだに着せかてにかくや嘆かむ為(せ)むすべをなみ/万葉集901。
30 白神山地には原生的な林が広がっている。

(二) 次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。 2×15
1 娘の家にいると秩父夜祭で演奏される秩父屋台バヤシが微かに聞こえてくる。
2 森林は私たちが生きていくために必要な淡水をカンヨウし、浄化する機能を持っている。
3 事の次第を上司にツブサに報告した。
4 ほろほろとアツカン酌みて人を恋ふ/渡辺安酔。
5 殻の中に居るのはイラガのサナギだよ。
6 雪は止まずアマツサえ日も暮れてしまった。
7 溢るる光を仰ぎつつカザさん花の冠を。
8 公私はセツゼンと区別されなければならない。
9 天皇の位が空いてしまい、それを埋めるために天皇になるのがセンソで、天皇としての儀式を終えて正式に位に就くことを「即位」という。
10 だるような暑さが続いて孫の額に汗疹ができた。
11 二十歳位では、人生のセキリョウとか生きることの孤独などはわかりません。
12 電話で話をしたぐらいではラチが明かない。
13 矯めつスガめつ眺めてみたが、 どこが良いのかさっぱり分からなかった。 
14 怒り哮る相模灘のトウセイ
15 玄米をついて白くすることをトウセイという。

(三) 次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。 2×5
1 1ヘクトリットルは100リットルだ。
2 江戸時代になるとホロを靡かせて戦場を駆ける機会がなくなった。
3 井沢弥惣兵衛為永は見沼代用水への取水で元イリと言う仕組みを利用した。
シカとした造りの建物である。
5 悩みが解消したので胸のツカえが下りた。

(四) 次の1~5の意味を的確に表す語を、左の四角から選び、漢字で記せ。 2×5 
1 天子の礼服と礼服を着たときにかぶる冠。
2 遠い子孫。
3 ちらりと横目で見ること。ぬすみ見ること。
4 ひどく嘆き悲しむ。
5 つまずいて転ぶさま。

けんのん・こんべん・さだ・そくいん・つうこく・ていし・びょうえい・まんさん

(五) 次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を左の四角から選び漢字二字で示せ。2×10
ア (1) 取義  カ 衣錦(6)
イ (2) 黄馘  キ 断鶴(7)
ウ (3) 艱難  ク 亢竜(8)
エ (4) 蒼生  ケ 衆口(9)
オ (5) 截鉄  コ 渾崙(10)

こうこう・こくほ・ざんてい・しゃくきん・しょうけい・ぞくふ・だんしょう・どんそう・ゆうかい・りんう

問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。2×5
11 毅然として決断力があるたとえ。
12 貧乏などでやつれきった顔のたとえ。
13 恵みを与えること。
14 きわめて高い地位にある者、栄達をきわめた者は失敗をするおそれが在ることを戒める言葉。
15 人の教えをただ鵜呑みにするだけでは、その真理を会得することはできないということ。

(六)  次の熟字訓・当て字の読みを記せ。 1×10
1 梭尾螺   6 瓊脂
2 馴鹿    7 鉄葉
3 百両金   8 甲乙
4 蘿蔔    9 木天蓼
5 苧麻    10 刻刻

(七)  次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。1×10
ア 1 賻儀 ― 2 賻る
イ 3 殄滅 ― 4 殄きる 
ウ 5 婉然 ― 6 婉やか
エ 7 擺脱 ― 8 擺く
オ 9 掩蔽 ― 10 掩う

(八)  次の1~5の対義語、6~10の類義語を後の語 群から選び、漢字で記せ。語 群の中の語は一度だけ使うこと。 2×10
対義語      類義語
1 顕達    6 毫釐
2 微醺    7 雁帛
3 興隆    8 乾坤
4 鈍重    9 村翁
5 涸渇    10 遠陬

かいき・かんすい・けいひょう・ししゅ・しょうじょう・せきとく・ちょういつ・やそう・りょうい・りんらく

(九) 次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。2×10
1 クンユウは器を同じくせず。
2 セイビの礼。
3 キケンを被って稚児を威す。
4 ヨウキュウ変ぜず。
5 ヤスリと薬の飲み違い。
6 良工はクサクの中に漸う。
7 痛処にシンスイを下す。
8 二卵を以てカンジョウの将を棄つ。
9 食前方丈イッポウに過ぎず。
10 トヒに歩みを失う。

(十) 文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。2×10 1×10
許から葉へと出る途すがら、子路が独り孔子の一行に遅れて畑中の路を歩いて行くと、簣を荷うた一人の老人に会った。子路が気軽に会釈して、夫子を見ざりしや、と問う。老人は立止って、「夫子夫子と言ったとて、どれが一体汝のいう夫子やら俺に分る訳がないではないか」と①ツッケンドンに答え、子路の人態をじろりと眺めてから、「見受けたところ、(注1)②シタイを労せず実事に従わず空理空論に日を暮らしている人らしいな。」と蔑むように笑う。それから傍の畑に入りこちらを見返りもせずにせっせと草を取り始めた。隠者の一人に違いないと子路は思って③イチユウし、道に立って次の言葉を待った。老人は黙って一仕事してから道に出て来、子路を伴って己が家に導いた。既に日が暮れかかっていたのである。老人は をつぶし黍を炊いで、もてなし、二人の子にも子路を引合せた。食後、(ア)かの濁酒に酔の廻った老人は傍なる琴を執って弾じた。二人の子がそれに和して唱う。湛々タル露アリ
陽ニ非ザレバ晞ズ
厭々トシテ夜飲ス
酔ハズンバ帰ルコトナシ
 明らかに貧しい生活なのにもかかわらず、(イ)に融々たる裕かさが家中に溢れている。和やかに充ち足りた親子三人の顔付の中に、時としてどこか知的なものが閃くのも、見逃し難い。
 弾じ終ってから老人が子路に向って語る。陸を行くには車、水を行くには舟と昔から決ったもの。今陸を行くに舟をもってすれば、いかん? 今の世に周の古法を施そうとするのは、ちょうど陸に舟を(ウ)るがごときものと謂うべし。に周公の服を着せれば、驚いて引裂き棄てるに決っている。云々…………子路を孔門の徒と知っての言葉であることは明らかだ。老人はまた言う。「楽しみ全くして始めて志を得たといえる。志を得るとは(注2)④ケンベンの謂ではない。」と。澹然無極とでもいうのがこの老人の理想なのであろう。子路にとってこうした遁世哲学は始めてではない。長沮・桀溺の二人にも遇った。楚の接与という⑤ヨウキョウの男にも遇ったことがある。しかしこうして彼等の生活の中に入り一夜を共に過したことは、まだ無かった。穏やかな老人の言葉と怡々たるその(エ)に接している中に、子路は、これもまた一つの美しき生き方には違いないと、幾分の羨望をさえ感じないではなかった。
 しかし、彼も黙って相手の言葉に頷いてばかりいた訳ではない。「世と断つのはもとより楽しかろうが、人の人たる(オ)所以は楽しみを全うする所にあるのではない。区々たる一身を潔うせんとして大倫を紊るのは、人間の道ではない。我々とて、今の世に道の行われない事ぐらいは、とっくに承知している。今の世に道を説くことの危険さも知っている。しかし、道無き世なればこそ、危険を冒してもなお道を説く必要があるのではないか。」(中 略)
任地に立つ前、子路は孔子の所に行き、「邑に壮士多くして治め難し」といわれる蒲の事情を述べて教を乞うた。孔子が言う。「恭にして敬あらばもって勇を(カ)れしむべく、寛にして正しからばもって強を懐くべく、温にして断ならばもって姦を抑うべし」と。子路再拝して謝し、欣然として任に赴いた。
 蒲に着くと子路はまず土地の有力者、反抗分子等を呼び、これと腹蔵なく語り合った。手なずけようとの手段ではない。孔子の常に言う「教えずして刑することの不可」を知るが故に、まず彼等に己の意の在る所を明かしたのである。気取の無い率直さが荒っぽい土地の人気に投じたらしい。壮士連はことごとく子路の明快⑥カッタツに推服した。それにこの頃になると、既に子路の名は孔門随一の快男児として天下に響いていた。「片言もって獄を(キ)むべきものは、それ由か」などという孔子の推奨の辞までが、大袈裟な尾鰭をつけて普く知れ渡っていたのである。蒲の壮士連を推服せしめたものは、一つには確かにこうした評判でもあった。
 三年後、孔子がたまたま蒲を通った。まず領内に入った時、「善い哉、由や、恭敬にして信なり」と言った。進んで邑に入った時、「善い哉、由や、忠信にして寛なり」と言った。いよいよ子路の邸に入るに及んで、「善い哉、由や、明察にして断なり」と言った。(ク)を執っていた子貢が、いまだ子路を見ずしてこれを褒める理由を聞くと、孔子が答えた。(ケ)にその領域に入れば(注3)⑦デンチュウことごとく治まり⑧ソウライ甚だ辟け⑨コウキョクは深く整っている。治者恭敬にして信なるが故に、民その力を尽くしたからである。その(コ)邑落に入れば民家の(注4)⑩ショウオクは完備し樹木は繁茂している。     (中島 敦 「弟 子」より)
(注1)②シタイ 全身  (注2)④ケンベン 高位高官 (注3)⑦デンチュウ 耕地 (注4)⑩ショウオク 垣と家


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