荷おろし症候群の友達

  昨日、スーパーマーケットで 「知人に似た女性が来るな~。」 と思ってすれ違ったら 「な~に、恍けてんのよ~。まあ無理もないか?私って分からないよね~。」 と声をかけられた。

  同世代のソングちゃん。激太りしていて顔の形が違っている。去年の秋、姑を老人ホームに入れたら体と心が変なのだという。「荷おろし症候群」 「燃え尽き症候群」 の症状と思われる。彼女の姑はかなり呆けていて周囲が老人ホーム入居を薦めても息子である夫が 頑として入居させなかったと聞いている。いよいよ追い詰められて入居させたみたい。

  「分かるよ。どんなに不仲でも50年も一緒にいれば自分の手足と同じ。ホームに入れたからとてすっきり割り切れるもんじゃないよね。」 と言ったら 「ようやく分かってくれる人に出会った。」 と言う。彼女の姑は、嫁を大切にしていつも褒めていた。仲の良い嫁姑だった。

  「夫は・・・だし、行くところはないし。孫は高校生だから来れば 『なんか食うもんない?』 と言うだけだし。」  彼女は何の不自由もない生活だけれど鬱状態がある。ひとしきり家族の話をして別れた。

  私は、姑がホームに入って5年になるので落ち着いた。
  姑が90歳になったときには あと数年で解放されると思ったが95歳でも元気で いつになったら解放されるか分からない状況だった。95歳でホームに入れたのはそれしか選択肢がなかったからだがそれでもしばらくは訳の分からない喪失感があった。

  50年も一緒にいれば、好き嫌いに関係なく 「存在自体があるもの」 になる。
  
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